このツールは、サニタリー配管の切断寸法をかんたんに計算するためのものです。今回のバージョンから、これまでの「溶接継手」に加えて「ヘルール継手」にも対応しました。さらに、勾配(傾き)や角度から芯々寸法を自動で求める機能も追加しています。配管がはじめての方でも分かりやすく操作できるように、以下の手順を参考にしてください。
NEW 【今回の新機能】
- ヘルール継手に対応:継手ごとに「接続方式(溶接継手/ヘルール継手)」を選べるようになりました。ヘルールを選ぶと、ヘルール専用の継手(ヘルールエルボ・ヘルールチーズ・ヘルールレジューサーなど)に切り替わります。
- 勾配・角度から芯々寸法を計算:水平距離・下がり(垂直)・斜辺のいずれかと角度を入れるだけで、斜め配管の芯々寸法を自動計算します。図と勾配(1/○)も表示されます。
- 計算式に継手の画像を表示:計算で使った継手の画像が計算式の欄に出るので、継手の選択ミスに気づける「最後の砦」になります。
【継続機能】定尺取り計算機との連携
計算した切寸法を「ためる」ことができます。ためた切寸法は、パイプ径ごとにワンタップで「定尺取り計算機(取り合い計算機)」へ送れます。送り先では材料名・切寸法・本数が自動入力されるので、定尺からの材料取り(取り合い)の検討がそのまま続けられます。詳しい使い方は「6. ためた切寸を定尺取り計算機へ送る」をご覧ください。
NotebookLMが作成した、本ツールの解説マニュアルが別タブで開きます。
現場の状況に合わせて「動画」または「音声のみ」をお選びいただけます。
※音が出ますので、現場や移動中に再生する際はボリュームにご注意ください。
※解説マニュアルは今回の新機能(ヘルール継手・勾配/角度入力)を反映した最新版へ差し替え予定です。
1. ツールの概要
このツールを使うと、以下のことができます:
- サニタリーパイプのサイズを選び、継手(エルボ、チーズ、レジューサー、ヘルール継手など)を指定して、配管の切断に必要な長さを計算します。
- NEW 継手ごとに「溶接継手」か「ヘルール継手」かを選べます。
- 継手の種類・サイズ・メーカーを選び、芯-芯(または端面-端面)の寸法を入力すると、正確な切断寸法を自動で計算します。
- NEW 芯々寸法は、直接入力するほかに勾配・角度から自動で求めることもできます。
- パイプサイズを選ぶと、そのパイプの外径(mm)もあわせて表示されます。
- 計算結果は表形式で表示され、計算式で求め方を確認できます。
- 計算した切寸法をためて、定尺取り計算機(取り合い計算機)へまとめて送ることができます。本数も指定できます。
2. 準備
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ブラウザでツールを開く
このサニタリー配管 切寸計算ツールはウェブページとして動作します。インストールは不要で、パソコンやスマートフォンのブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど)で開いてすぐに使えます。
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必要な情報
- パイプのサイズ(例:1.0S、2.0S、8Aなど)
- NEW 継手の接続方式(溶接継手 か ヘルール継手 か)
- 継手の種類(例:90°エルボ、チーズ、フェルール、ヘルールエルボなど)
- 継手のメーカー(協和ステンレス、大阪サニタリー、トーステから選択)
- 芯-芯または端面-端面の寸法(mm単位で、設計図や現場の測定値)
※斜め配管では、寸法の代わりに角度と勾配だけでも計算できます。
3. 溶接継手とヘルール継手・芯と端面の違い
NEW 溶接継手とヘルール継手の違い
- 溶接継手:パイプと継手を溶接でつなぐタイプです。従来どおりのエルボ・チーズ・レジューサー・フェルールなどが選べます。
- ヘルール継手:ヘルール(フェルール)とガスケット・クランプで着脱できるようにつなぐタイプです。ヘルールエルボ・ヘルールチーズ・ヘルールレジューサーなど、専用の継手が選べます。
- 継手1・継手2のそれぞれで「溶接継手」か「ヘルール継手」かを選べます。片側だけヘルール、という組み合わせも可能です。
- 接続方式を切り替えると、その方式で使える継手だけがドロップダウンに表示されます。
芯と端面の違い
- 芯:継手の中心点(例:エルボやチーズの中心)。芯-芯寸法は中心点間の距離で、設計図の「芯-芯」に基づきます。
- 端面:継手の端の表面(例:フェルールやヘルールの、ガスケットと当たる平らな端面)。端面-端面や芯-端面寸法は端部を基準にします。
- 組み合わせ:例:エルボ(芯)とフェルール(端面)の場合は「芯-端面寸法」を入力します。ツールが入力欄のラベルを自動で切り替えます。
継手の区分け
- エルボ:90°または45°に曲げる継手。芯は中心点(例:2.0Sの90°エルボで57.2mm)。ヘルール式(ヘルールエルボ・片ヘルール付エルボ)もあります。
- チーズ:分岐用。C寸法(メインライン端から中心)、M寸法(分岐端から中心)。ヘルール式(ヘルールチーズ・ローネックチーズ・スイーブチーズなど)もあります。
- レジューサー:サイズ変更用。端面基準。ヘルール式や、片側だけ溶接・片側だけヘルールの「溶接×ヘルール」タイプもあります。
- フェルール/ヘルール:接続・終端用。端面基準。ヘルール継手の端は、後述の「標準フェルール/ロングフェルール」を選べる場合があります。
- クロス・ベンド管など:ヘルール式のクロスや、両端ヘルール付のベンド管(R寸法を選択)にも対応しています。
- 継手なし:パイプ同士を直接つなぐなど。調整値0mm。芯-端面寸法がそのまま切断寸法になります。
4. 操作手順
ステップ1: パイプサイズを選択
- 画面上部の「使用するパイプの呼び径」のドロップダウンをクリックします。
- 使用するパイプのサイズ(例:1.5S、2.0Sなど)を選びます。
- 例:配管図で「2.0S」と指定されている場合は「2.0S」を選びます。
- 選択すると、画面に「パイプのサイズ: 2.0S(外径 50.8mm)」のように、サイズと外径が表示されます。
- 外径は3社共通の規格(JIS G3447)に基づく値で、現場での材料確認の目安に使えます。
- 注意:パイプサイズを選ばないと継手の選択が制限されます。必ず最初に選んでください。
ステップ2: 継手のメーカーを選択
- 「継手1の種類」と「継手2の種類」のそれぞれに、チェックボックスで使用するメーカーを選びます。
- デフォルトでは「協和ステンレス」が選択されています。
- 複数のメーカーを同時に選ぶこともできます。
- 選んだパイプサイズに対応していないメーカーは、薄く表示されて選べません。
- 継手1と継手2のメーカーは自動で同じになります(チェックボックスは連動しています)。
- ヒント:チェックボックス横の文字(例:「協和ステンレス」)をクリックしても選択できます。
NEW ステップ3: 接続方式(溶接/ヘルール)を選ぶ
- 継手1・継手2それぞれの「接続方式」で、「溶接継手」か「ヘルール継手」を選びます(初期は「溶接継手」)。
- 選んだ方式に応じて、次のステップの「継手の種類」に表示される候補が切り替わります。
- 「溶接継手」→ 溶接式のエルボ・チーズ・レジューサー・フェルールなど。
- 「ヘルール継手」→ ヘルールエルボ・片へルール付エルボ・ヘルールチーズ・1か所ヘルール(枝)付スイーブチーズ・ヘルールレジューサー・溶接×ヘルール偏心レジューサー・ヘルールクロスなど。
- 片側だけヘルールにしたい場合は、継手1と継手2で別々の方式を選べます。
ステップ4: 継手の種類を選択
- 「継手1の種類」「継手2の種類」のドロップダウンから、配管の両端に使う継手を選びます。
- 例:一端が「90°エルボ」、もう一端が「ヘルールエルボ」の場合、それぞれ選択します。
- 継手が不要な場合は「継手なし」を選びます。
- 選択した継手の画像が右側に表示されます。
- 注意:パイプサイズを選んでいないとエラー(「先にパイプサイズを選択してください」)が出て、継手は選べません。
ステップ5: 継手の詳細を設定(必要な場合)
選んだ継手によっては、下に追加の設定欄が表示されます。表示されたものだけ設定すればOKです。
■ チーズ(同径・異径)を選んだ場合
- 「チーズの寸法」で「C寸法(主管センターから主管端)」または「M寸法(主管センターから枝管端)」を選びます。
- 異径チーズで片方しか該当が無い場合、使えないほう(C または M)は薄く表示されて選べません。
- 異径チーズの場合、「継手のサイズ」でサイズ(例:2.0S×1.5S)を選択します。最初の数字が主管、後の数字が枝管です。
■ レジューサー・フランジ(アダプター)を選んだ場合
- 「継手のサイズ」で適切なサイズ(例:2.0S×1.5S)を選択します。最初が大きい側、後が小さい側です。
- サニタリーフランジ(vsf-lp)はサイズが自動でパイプサイズに設定されるので、追加の選択は不要です。
NEW ■ ヘルール継手を選んだ場合の追加設定
ヘルール継手を選ぶと、その継手に応じて次の欄が出ることがあります。表示されたものだけ選んでください。
- 接続するパイプ端のフェルール:ヘルール側に接続するパイプ端が「標準フェルール」か「ロングフェルール」かを選びます。長さが変わるため、切寸法にも影響します。
- パイプをつなぐ側:片ヘルール付エルボなど、片側が溶接・片側がヘルールの継手で、パイプを「溶接側」につなぐか「ヘルール側」につなぐかを選びます。ヘルール側を選ぶと、上の「フェルールの種類」欄も出ます。
- C寸法の接続側:2方ヘルール溶接チーズなどでC寸法を使うとき、C寸法の基準側が「溶接側」か「ヘルール側」かを選びます。
- ベンド管のR寸法:両ヘルール付ベンド管を選ぶと、曲げR(半径)の選択欄が出ます。選んだパイプサイズで使えるR寸法だけが表示されます。
これらの欄は、選んだ継手やサイズによって「出る/出ない」が自動で切り替わります。出ていない欄は設定不要です。迷ったら、右側に表示される継手の画像を見ながら、実物と向き・形を照らし合わせてください。
ステップ6: 芯-芯(または端面-端面)の寸法を入力
寸法の入れ方は2通りあります。画面の「入力方法」で切り替えます。
■ 方法A:芯々を直接入力(通常)
- 「継手の芯 - 芯の寸法 (mm)」の欄に、設計図や測定した長さをmm単位で入力します。
- 例:エルボの中心からフェルールの端面まで100mmなら「100」と入力。
- 入力欄をクリックすると自動で全選択されるので、すぐ打ち直せます。
- 継手の種類によって「芯-芯」「芯-端面」「端面-端面」などラベルが自動で変わります。
NEW ■ 方法B:勾配・角度から求める
斜め配管など、芯々寸法が分からず「角度」と「片方の長さ」だけ分かっている場合に便利です。
- 「入力方法」で「勾配・角度から求める」を選びます。専用パネルが開きます。
- 角度を選びます(「1.1°」「45°」「30°」から選ぶか、「カスタム」で任意の角度を入力)。
- 入力する辺を選びます。
- 水平距離:横方向の長さが分かっているとき。
- 下がり(垂直):上下方向の高さ(下がり)が分かっているとき。
- 斜辺:斜めの実長そのものが分かっているとき。
- 「数値(mm)」に長さを入力します。すると芯々(斜辺)が自動計算され、上の「芯-芯の寸法」欄へ反映されます。あわせて水平・下がり・勾配(例:約 1/50)も表示されます。
- 下に三角形の図が表示され、水平・下がり・芯々・切断寸法が確認できます。図の向きが実際と違うときは、「左に90°回転」「右に90°回転」「裏返し」「戻す」で見やすい向きに変えられます(計算結果は変わりません)。
「勾配・角度から求める」を使っているあいだ、芯-芯の欄は自動入力されるため直接は編集できません。数値を変えたいときは、パネル内の「数値(mm)」欄で入力してください。直接入れたい場合は「芯々を直接入力」に戻します。
ステップ7: 本数を決めて「計算する」
- 「本数」の欄に、その切寸法が何本必要かを入力します(初期値は1)。タップすると数字が全選択されます。
- 「計算する」ボタンをクリックします。
- 本数欄や芯-芯欄でエンターキーを押しても計算できます。
- 計算が成功すると、下の一覧にパイプ径ごとにまとめて追加されます。
- 計算結果は画面下の表にも表示されます:
- 切寸法:実際に切断するパイプの長さ(mm)。
- 継手ごとの調整値:各継手がどれだけ長さを短くするか(例:エルボで-57.2mm)。
- 計算式:芯-芯寸法から継手の調整値を引いた式。
- 「切断寸法」の枠にも結果が表示されます。負の値(例:-10mm)の場合は入力値が小さすぎます。芯-芯寸法を再確認してください。負の値や未計算のものは一覧には追加されません。
ステップ8: 結果を確認
表を確認して、計算された切断寸法が正しいかチェックします。
例:以下のような表が表示されます。
NEW 継手画像で最終チェック
計算式の欄には、その計算に実際に使われた継手の画像が表示されます。継手の選択を間違えていても、この画像を見れば気づける「最後の砦」です。表示された継手が図面や実物と合っているか、切断前に必ず見比べてください。
もし結果がおかしい場合:
- パイプサイズ・接続方式(溶接/ヘルール)・継手の選択が正しいか確認。
- 芯-芯寸法が正しいか、設計図と照らし合わせる。
- 赤文字のエラーが出ている場合は、その指示に従う(例:「パイプサイズを選択してください」)。
ステップ9: 必要に応じてリセット
- 別の計算をする場合、「クリア」ボタンをクリックします。
- すべての入力がリセットされ、初期状態に戻ります(メーカーは協和ステンレス、接続方式は溶接継手)。ためた切寸の一覧も空になります。
- 再度ステップ1から入力してください。
5. NEW 勾配・角度から求める機能について
斜めに配管するとき、図面には「角度」や「勾配(1/○)」だけが書かれ、芯々の実長が分からないことがあります。この機能は、角度と、水平・下がり・斜辺のどれか1つを入れるだけで、残りの寸法と芯々(斜辺)を自動で計算します。
- 水平距離を入れると → 下がり・斜辺(芯々)を計算。
- 下がり(垂直)を入れると → 水平・斜辺(芯々)を計算。
- 斜辺を入れると → 水平・下がりを計算。
計算された斜辺の長さがそのまま芯々寸法として使われ、そこから継手の調整値を引いて切断寸法(パイプ実長)が求まります。勾配は「約 1/○」の形で表示されるので、図面値との照合に使えます。
図の向きの変更:現場での見え方に合わせて、図を「左90°/右90°回転」「裏返し」できます。向きを変えても計算結果は変わりません。「戻す」で元の向きに戻ります。
6. ためた切寸を定尺取り計算機へ送る
「計算する」でためた切寸法は、パイプ径ごとにまとめて「定尺取り計算機(取り合い計算機)」へ送れます。定尺の材料から、どう切り出せば無駄が少ないか(取り合い・木取り)を検討するための機能です。
送る手順
- ためた一覧のパイプ径グループにある送信ボタンを押すと、新しいタブで定尺取り計算機が開き、材料名・切寸法・本数が自動で入力されます。
- 材料名は「溶接サニタリー (パイプ径)」の形で入ります(例:「溶接サニタリー 2.0S」)。ヘルール継手を含む場合も、この材料名で送られます。
- 同じ長さを複数本ためた場合も、本数つきでまとめて渡されます。
- 定尺取り計算機側で、定尺の長さなどを設定して取り合いを計算してください。
ポイント
- 送信はパイプ径ごとです。複数の径をためている場合は、それぞれのグループのボタンから個別に送ってください。
- 送り先のタブが開かないときは、ブラウザのポップアップブロックを確認してください(このサイトのポップアップを許可)。
- 送信後も手元の一覧は残るので、続けて別の径を送ったり、追加でためたりできます。
7. 注意点
- パイプサイズを最初に選ぶ:継手の選択肢はパイプサイズに基づいて決まるため、必ず最初に選んでください。
- 接続方式を先に決める:溶接継手とヘルール継手では表示される継手が違います。継手を選ぶ前に「溶接/ヘルール」を決めておくとスムーズです。
- フェルールの種類(標準/ロング):ヘルール継手では、選ぶフェルール種類によって切寸法が変わります。実物や図面と合っているか確認してください。
- 継手の向き:継手や勾配図は計算に合わせて表示されます。向きが分かりにくい場合は、図の回転ボタンや実物・設計図で確認してください。
- 負の切断寸法:結果が負の値(例:-5mm)の場合、芯-芯寸法が継手の長さより短すぎます。設計を見直してください。負の値はためた一覧には追加されません。
- 画像が表示されない場合:インターネット接続を確認するか、別のブラウザで試してください。
- モバイルでの操作:画面が小さい場合、表が見づらいことがあります。スクロールするか、画面を横にしてください。
8. よくある質問
Q1: 「溶接継手」と「ヘルール継手」はどう選び分けますか?
A1: パイプと継手を溶接でつなぐなら「溶接継手」、ヘルール+ガスケット+クランプで着脱式につなぐなら「ヘルール継手」を選びます。継手1・継手2で別々に選べるので、片側だけヘルールにすることもできます。図面の指定に合わせてください。
Q2: ヘルール継手を選んだら、下にいくつか欄が増えました。全部入力が必要ですか?
A2: いいえ。表示された欄だけ設定すれば大丈夫です。継手の種類やサイズによって「フェルールの種類」「つなぐ側」「C寸法の接続側」「ベンド管のR寸法」などが自動で出たり消えたりします。出ていない欄は不要です。
Q3: 「標準フェルール」と「ロングフェルール」はどちらを選べばいいですか?
A3: 接続するパイプ端に付くフェルールの種類に合わせてください。長さが違うため、切寸法にも影響します。分からない場合は、右の継手画像や実物・図面と照らし合わせてください。
Q4: 「勾配・角度から求める」は何のための機能ですか?
A4: 斜め配管で、芯々の実長が分からず「角度」や「片方の長さ」だけ分かっているときに使います。角度と、水平・下がり・斜辺のどれか1つを入れると、芯々(斜辺)を自動計算して芯-芯欄へ反映します。勾配(1/○)も表示されます。
Q5: 勾配モードのとき、芯-芯欄に直接入力できません。
A5: 勾配・角度モードでは芯-芯欄は自動入力になるため、直接編集できません。数値はパネル内の「数値(mm)」で変えてください。手入力に戻すには「芯々を直接入力」を選びます。
Q6: 図の向きが実際と逆です。
A6: 勾配パネルの「左に90°回転/右に90°回転/裏返し」で見やすい向きに変えられます。向きを変えても計算結果は変わりません。「戻す」で元に戻ります。
Q7: チーズの「C寸法」と「M寸法」の違いは?
A7: C寸法は主管センターから主管端まで(主管を基準に計算するとき)、M寸法は主管センターから枝管端まで(枝管を基準に計算するとき)です。異径チーズでは値が異なる場合があります。
Q8: 余長(逃げ)を見て長めに切りたいときは?
A8: 余長を見たい側の継手を「継手なし」にして、芯-芯寸法にあらかじめ余長分を足した数値を入れてください。計算は『入力寸法 − 継手』なので、上乗せ分がそのまま切断寸法に反映されます。例:本来500mmのところ余長100mmなら600mmと入力。
Q9: 計算結果が負の値になった場合は?
A9: 芯-芯寸法が継手の長さより短いことを意味します。芯-芯寸法を大きくするか、継手の種類を見直してください。負の値は「ためた切寸」には追加されません。
Q10: 「計算する」を押すと何が起きますか?
A10: 切寸法を計算すると同時に、その結果を下の一覧へ1件追加します。本数も記録されるので、複数の部材をためてから、まとめて定尺取り計算機へ送れます。
Q11: ためた切寸はどうやって取り合い計算機へ送りますか?
A11: ためた一覧の各パイプ径グループにある送信ボタンを押すと、定尺取り計算機が新しいタブで開き、材料名・切寸法・本数が自動入力されます。詳しくは「6. ためた切寸を定尺取り計算機へ送る」をご覧ください。
Q12: ためた切寸を消したいときは?
A12: 各行の「削除」ボタンで1件ずつ消せます。すべて消すには「クリア」を押すと、入力内容とともに一覧も空になります。
Q13: スマートフォンでも使えますか?
A13: 使えます。インストール不要で、スマホ・タブレット・パソコンのブラウザで動作します。画面が小さいときは横向きにすると表が見やすくなります。数値欄はタップで全選択されるので、すぐ打ち直せます。
Q14: 計算結果やためた切寸は保存されますか?
A14: ためた切寸は、その画面を開いている間だけ一時的に保持されます。再読み込みや閉じると消えますので、必要なものは早めに定尺取り計算機へ送るか、メモしてください。
Q15: 表示される「外径」は何の値ですか?
A15: 3社(協和ステンレス・大阪サニタリー・トーステ)のカタログ共通の、JIS G3447 に準拠したパイプ外径(mm)です。現場での材料確認の目安にお使いください。内径は肉厚で変わるため表示していません。
Q16: このツールは本当に無料で使い続けられますか?
A16: はい、すべての機能を完全無料でご利用いただけます。当サイトは画面内のスポンサー広告の収入で運営しているため、利用料をいただくことなく提供しています。今後も無料での提供を続けられるよう運営してまいりますので、ぜひ日々の業務にお役立てください。
Q17: 計算結果はそのまま現場で使って大丈夫ですか?
A17: 本ツールは作業を補助するためのもので、計算結果の正確性を保証するものではありません。実際の切断・施工の前には、設計図や現物の寸法とつき合わせて必ずご自身で確認してください。最終的な判断は利用者の責任でお願いします。
9. 例: 実際の計算と送信
状況:
- パイプサイズ: 2.0S(外径 50.8mm)
- 継手1: 協和ステンレス/溶接継手/90°エルボ(ロング)
- 継手2: 協和ステンレス/ヘルール継手/ヘルールエルボ(フェルール:標準)
- 芯-芯寸法: 200mm
- 本数: 3本
手順:
- パイプサイズで「2.0S」を選択(外径50.8mmと表示)。
- 継手1で「協和ステンレス」にチェック → 接続方式「溶接継手」 → 「溶接式90°エルボ(ロング)」を選択。
- 継手2で接続方式「ヘルール継手」 → 「ヘルールエルボ」を選択 → 出てきた「フェルールの種類」で「標準フェルール」を選択。
- 「継手の芯 - 端面の寸法」に「200」と入力(斜め配管なら「勾配・角度から求める」で自動入力も可)。
- 「本数」に「3」と入力。
- 「計算する」をクリック(または本数欄でエンター)。
- 下の一覧に「2.0S」のグループとして、切寸法と本数が追加されます。
- 必要な部材をためたら、「2.0S」のグループの送信ボタンをクリック。
結果:
- 表に切寸法・各継手の調整値・計算式が表示
- 「切断寸法」の枠にも同じ値が表示
- ためた一覧に「2.0S」として(切寸法 × 3本)が追加
- 送信後:定尺取り計算機に「溶接サニタリー 2.0S」と「切寸法 × 3本」が自動入力
解釈:表示された切寸法にパイプを切断すれば、指定の芯-端面寸法(200mm)になります。これを3本分、定尺取り計算機へ渡して材料取りを検討できます。
※上記の数値は手順の例です。実際の調整値・切寸法は、選んだ継手・メーカー・フェルール種類によって変わります。
10. サポート
- 継手の詳細を知りたい場合:表の下にある寸法表まとめのリンクから、継手の寸法表を確認できます。
- 定尺取り計算機の使い方:送り先(定尺取り計算機)にもマニュアルがあります。定尺の設定や取り合いの見方はそちらをご覧ください。
- 問題が発生した場合:エラーメッセージを読み、指示に従ってください。解決しない場合は、設計者や上司に相談してください。
11. 補足情報
ヘルール継手について
ヘルール継手は、ヘルール(フェルール)端面をガスケットで合わせ、クランプで締結して着脱できるようにする方式です。本ツールでは、ヘルールエルボ・ヘルールチーズ・ヘルールローネックチーズ・ヘルールクロス・各種ヘルールレジューサー・片ヘルール付エルボ・2方ヘルール溶接チーズ・スイーブチーズ・両ヘルール付ベンド管などに対応しています(取り扱いはメーカーにより異なります)。接続するパイプ端のフェルールは「標準」「ロング」から選べる場合があり、切寸法に反映されます。
パイプ外径について
パイプサイズを選ぶと表示される外径は、JIS G3447(ステンレス鋼サニタリー管)に準拠した規格値で、協和ステンレス・大阪サニタリー・トーステの3社で共通です。代表的な外径は、1.0S=25.4mm、1.5S=38.1mm、2.0S=50.8mm、2.5S=63.5mm、3.0S=76.3mm、4.0S=101.6mm などです。
このツールを使えば、はじめての方でも配管の切断寸法をかんたんに計算できます。設計図をよく確認し、正確な値を入力して、安全に作業を進めてください!
このツールの利用規約
- 目的: 本ツールは、サニタリー配管(溶接・ヘルール継手)の切断寸法を計算するための支援ツールであり、専門家の判断を補完するものです。
- 使用責任: 本ツールの計算結果に基づく行動は、利用者の自己責任で行ってください。結果の正確性や適用性については保証しません。
- 著作権: 本ツールのデザイン、コード、およびコンテンツは「配管継手寸法表のまとめの管理人」に帰属し、無断での複製・配布・改変は禁止します。
- 免責事項: 本ツールの使用により生じた損害やトラブルについて、制作者は一切の責任を負いません。
- 改訂: 本利用規約は予告なく改訂される場合があります。最新の内容をご確認ください。
使用上の注意
- 入力の正確性: 正確な計算結果を得るためには、入力するデータを正しく選択してください。誤った入力は不正確な結果を招きます。
- 環境依存: 本ツールはブラウザ環境に依存します。最新のブラウザを使用し、動作が不安定な場合は更新してください。
- 適用範囲: 本ツールは一般的なサニタリー配管を対象としており、特殊な状況や材料には対応していない場合があります。
※ 当ツールは、配管作業の参考用として個人が独自に制作・公開しているものです。 「協和ステンレス株式会社」「大阪サニタリー株式会社」「トーステ株式会社」をはじめとする 各メーカー様とは、一切関係がありません。
継手の寸法は各社が公開しているカタログ・技術資料を参考にしていますが、 各社から公式な監修・許諾・提供を受けたものではなく、内容の正確性を保証するものでもありません。 正式な寸法や仕様は、必ず各メーカーの最新カタログ・公式情報をご確認ください。
更新履歴 2026年8月16日 ヘルール継手・勾配/角度入力への対応に伴い、ページを全面改訂
更新履歴 2026年6月27日 サニタリー配管の切寸計算ツールの更新に伴いこのページも更新
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