ウエブアプリ作りました

めっちゃ簡単に溶接配管の切り寸法を計算出来るように作りました。
使ってみて下さい。

【完全ガイド】「Uボルト穴位置職人」の使い方 - 配管サポート製作を効率化するツール








【完全ガイド】Uボルト穴位置職人の使い方 - 配管サポート製作を効率化する無料ツール

配管工事や設備工事において、配管サポートの製作は重要な作業の一つです。特に、アングル材を使用したサポート材に正確なUボルト穴位置を計算することは、作業効率と品質に直結します。

「Uボルト穴位置職人」は、そんな悩みを解決するために開発された便利な無料ウェブツールです。JIS規格の配管サイズ(8A〜500A)に対応し、複数の配管を配置した際の各Uボルトの穴位置を自動計算してくれます。この記事では、この無料アプリの使い方を詳しく解説します。

Uボルト穴位置職人とは

Uボルト穴位置職人は、配管サポート製作時のUボルト穴位置計算を支援する無料ウェブツールです。配管のサイズや位置関係を入力するだけで、正確な穴位置を自動計算し、視覚的に表示してくれます。

このツールの特徴は、以下の点にあります:

幅広い配管サイズに対応

JIS規格の配管サイズ(8A〜500A)に対応しており、さまざまな現場のニーズに応えます。

複数Uボルトの一括計算

複数の配管を配置した際の各Uボルトの穴位置を一度に計算できるため、作業効率が大幅に向上します。

視覚的な結果表示

計算結果を数値だけでなく、視覚的なビジュアル表示で確認できるため、ミスを防ぎやすくなります。

使用するメリット

Uボルト穴位置職人を使用することで、以下のようなメリットが得られます:

  • 手計算よりも大幅に時間を短縮できる
  • 計算ミスを防げるため、材料の無駄を減らせる
  • 正確な穴位置計算により、配管サポートの品質が向上する
  • 履歴機能で過去の計算結果を簡単に参照できる
  • 切り寸法リストで複数のサポート材をまとめて管理できる
  • 視覚的に確認できるため、作業指示書としても活用できる

ポイント:このツールは特に複数の配管サポートを製作する現場で効果を発揮します。計算作業の効率化だけでなく、穴位置のズレによる配管取付不良も防止できます。

使用前の準備

Uボルト穴位置職人を使用する前に、以下の情報を準備しておくと作業がスムーズに進みます:

  1. 配管のサイズ(8A、10A、15A、20A...など)
  2. 使用するUボルトのサイズ(M6、M8、M10、M12、M16、M20)
  3. 左端余白(アングル材端から最初の穴までの距離)
  4. 各配管間の芯々距離
  5. 合番(識別番号)と必要本数(複数製作する場合)

注意:Uボルトサイズと配管サイズには対応関係があります。例えば、M6のUボルトは8A〜80Aの配管に対応していますが、それより大きい配管には対応していません。ツール内でも自動的にチェックされますが、事前に適切な組み合わせを確認しておくとスムーズです。

Uボルトサイズと対応する配管サイズ一覧

Uボルトサイズ 対応配管サイズ 推奨使用範囲
M6 8A~80A 小口径配管向け
M8 10A~99A 小~中口径配管向け
M10 10A~150A 中口径配管向け
M12 25A~300A 中~大口径配管向け
M16 100A~500A 大口径配管向け
M20 150A~500A 特大口径配管向け

使い方ステップバイステップ

ここからは、Uボルト穴位置職人の具体的な使い方を、ステップバイステップで解説します。

1サポート材設定

まず「サポート材設定」セクションで基本情報を入力します。

  • 左端余白(mm):アングル材端から最初の穴までの距離を入力します(通常は30mm程度)。
  • 右端余白(mm):最後の穴からアングル材端までの距離を入力します(通常は左端と同じ値)。
  • 暫定のUボルト:使用する標準的なUボルトサイズを選択します。各配管ごとに後から個別に変更することも可能です。
2配管設定

次に「配管設定」セクションで、各配管の情報を入力します。

  • 配管サイズ:ドロップダウンメニューから配管サイズ(例:50A)を選択します。
  • Uボルト:各配管に使用するUボルトのサイズを選択します。初期値は「暫定のUボルト」の値が設定されています。
  • 芯々距離:2番目以降の配管については、前の配管との芯々距離を入力します。これは配管の中心間の距離です。

必要に応じて「配管を追加」ボタンをクリックし、3つ以上の配管を設定することも可能です。

配管設定画面

配管設定画面

配管設定完了画面

配管設定完了画面

3合番と本数の入力

複数のサポート材を管理する場合は、以下の情報も入力します。

  • 合番:サポート材の識別番号や名称を入力します(例:AAA-123)。
  • 本数:同じ仕様で製作するサポート材の本数を入力します。
4計算実行

すべての情報を入力したら、「計算する」ボタンをクリックします。すると、以下の内容が表示されます:

  • 各Uボルトの左右の穴位置
  • アングル材の全長(切り寸法)
  • 配管の配置と穴位置を視覚的に示すビジュアル表示
5結果の確認と活用

計算結果は「計算結果」セクションと「ビジュアル表示」セクションで確認できます。

  • 計算結果では、各穴位置が数値で表示されます。●や★などの記号は、Uボルトのサイズを表しています。
  • ビジュアル表示では、配管の位置関係と穴位置が視覚的に表示されます。横スクロールで確認できます。
  • 表示された穴位置に従って、実際のアングル材に印をつけて加工を行います。

応用テクニック

履歴機能の活用

「履歴」ボタンをクリックすると、過去に計算したデータが表示されます。これにより、以下のことが可能になります:

  • 過去の計算の呼び出し:「ビジュアル表示」ボタンをクリックすると、その計算内容を現在の作業エリアに読み込めます。
  • 情報の編集:「編集」ボタンで合番や本数、備考などを編集できます。
  • 不要なデータの削除:「削除」ボタンで履歴から削除できます。

活用法:類似したサポート材を作る場合は、履歴から近い条件のものを呼び出して、一部修正するとスムーズに作業できます。

切り寸法リストの活用

「切り寸法リスト」ボタンをクリックすると、すべての計算結果が一覧で表示されます。これは作業指示書や発注書として活用できます。

  • チェックボックス:完了した項目にチェックを入れて進捗管理ができます。
  • 備考欄:各サポート材に関する特記事項を入力できます。
  • 印刷機能:「印刷」ボタンでリストを印刷し、作業現場で活用できます。

記号の意味について

計算結果に表示される記号は、Uボルトのサイズを表します。現場でアングル材に印をつける際に、この記号を使うと視覚的にわかりやすくなります。

Uボルト M6 M8 M10 M12 M16 M20
記号

例えば、「●30mm」は「M10のUボルト穴を30mmの位置に開ける」という意味になります。

履歴と切り寸法リストの活用法

Uボルト穴位置職人の便利な機能の一つが「履歴」と「切り寸法リスト」です。これらを上手に活用することで、作業効率が大幅に向上します。

履歴機能

計算結果は自動的にブラウザの「ローカルストレージ」に保存されます。そのため、ブラウザを閉じても(同じデバイス・ブラウザで開けば)データは残ります。

注意点:ブラウザのデータを消去すると履歴も削除されます。重要なデータは切り寸法リストを印刷するなどして保存しておきましょう。

履歴と切り寸法リストの活用シーン

  • 材料発注時:アングル材の長さと本数をまとめて確認できるため、発注ミスを防止できます。
  • 作業指示書として:印刷して現場で使用することで、作業者への指示が明確になります。
  • 進捗管理ツールとして:チェックボックスで完了した項目を管理できるため、進捗状況が一目でわかります。
  • 納品書の補足資料として:作成したサポート材の詳細情報として納品時に添付できます。

導入効果の比較

項目 従来の手計算・手書き Uボルト穴位置職人を使用
計算時間 1サポートあたり約10〜15分 1サポートあたり約1〜2分
計算精度 人的ミスの可能性あり 高精度(自動計算)
図面作成 別途CADなどで作成が必要 ビジュアル表示機能あり
データ管理 紙媒体で管理が煩雑 履歴機能で一元管理
材料ロス 計算ミスによるロス発生 穴位置が正確で材料ロス削減
作業者の負担 計算・記録作業の負担大 作業負担の大幅軽減

よくある質問

Q1: 特殊なUボルトや規格外の配管サイズには対応していますか?

現在のバージョンでは、JIS規格の配管サイズ(8A〜500A)と標準的なUボルトサイズ(M6〜M20)にのみ対応しています。特殊なサイズについては、最も近いサイズを選択し、実際の施工時に調整することをお勧めします。

Q2: 計算結果を保存できますか?

計算結果はブラウザのローカルストレージに自動保存されます。ただし、デバイスやブラウザを変えると参照できなくなるため、重要なデータは切り寸法リストを印刷するか、スクリーンショットを取っておくことをお勧めします。

Q3: 穴間の最小距離はチェックされますか?

はい、穴の距離がUボルトのボルト径の2倍未満の場合は警告が表示されます。これは、穴が近すぎるとアングル材の強度が低下する可能性があるためです。

Q4: オフラインでも使用できますか?

現在のバージョンはWebブラウザ上で動作するオンライン無料ツールです。オフライン使用には対応していません。

Q5: データの一括インポート/エクスポートはできますか?

現在のバージョンでは、データの一括インポート/エクスポート機能はありません。ただし、切り寸法リストを印刷することで、データを紙ベースで保存することは可能です。

Q6: どうしてこのウェブアプリは無料で使用できるのですか?

A: このツールは、配管工事に携わる方々の作業効率向上を目的として開発しました。サイト内の広告収入によって運営コストをまかなっているため、ユーザーの皆様には完全無料でご提供しています。広告表示にご理解いただけることで、今後も無料で高品質なツールを継続的に提供することが可能になります。より使いやすいツールにするため、ご意見やご感想もお待ちしております。

まとめ

Uボルト穴位置職人は、配管サポート製作時のUボルト穴位置計算を大幅に効率化する無料ツールです。使い方をマスターすることで、以下のようなメリットが得られます:

  • 計算時間の短縮により、作業効率が向上する
  • 正確な計算により、材料の無駄とやり直しを防止できる
  • ビジュアル表示により、穴位置のイメージが容易になる
  • 履歴機能と切り寸法リストにより、複数のサポート材の管理が容易になる

配管工事や設備工事に携わる方々にとって、このツールは日常作業の強力な味方となるでしょう。ぜひ実際に使ってみて、その便利さを体験してください。

また、ツールの使用中に不明点や改善要望がありましたら、開発者にフィードバックを送ることで、より使いやすいツールになっていくことでしょう。

※この記事は2025年4月現在の情報に基づいて作成されています。無料ツールの更新により、一部の機能や画面デザインが変更されている可能性があります。




※ Data及びその活用結果の責任は負いません。
   使用者の責任において活用して下さい。


TOPページに戻る



スポンサーリンク

お知らせ

2025年4月5日
✴️「スマホ用 デジタルレベル」をサイドバー内に追加しました。ぜひ現場で活用して下さい。
スマホでは表示されますが、パソコンでは機能しないため非表示にしてあります。

2025年3月13日
✴️「Uボルト換算表」をサイドバー内に表示しました。サポート作りに活用下さい。

2025年3月12日
✴️「直角三角形計算ツール」をサイドバー内に表示しました。
45°配管等にぜひ活用して下さい。

2025年3月10日
✴️「溶接配管切寸法計算ツール」のバグ修正版を公開しました。
このツールの希望やバグ報告は大歓迎です。
お問い合わせフォームから連絡を下さい。需要が有りそうなら他のタイプのツールも作りたいと考えています。


2025年3月8日
✴️「溶接配管切寸法計算ツール」を一時的に公開を中止します。
バグを修復後改めて公開します。


2025年3月5日
✴️ 「溶接配管切寸法計算ツール」のβバージョンを公開しました。 このツールの希望やバグ報告は大歓迎です。
問い合わせフォームから連絡を下さい。要望があるなら他のタイプのツールも作りたいと考えています。


2025年2月23日
✴️ coming soon !!
当サイトの記事中での掲載で意外と便利かもしれないアプリを開発中です。
近日公開予定!!